EURONYMOUS伝
--3. Inner Circle--

Inner Circle」にはEmperor (→黒金属大事典名盤集)、 Darkthrone (→黒金属大事典名盤集)、 Burzum (→黒金属大事典名盤集)、 Satyricon (→黒金属大事典名盤集)といったノルウェーブラック界の大物をはじめ、 アンダーグラウンドのメタル好きな若者たちが多数入団していました。そしてその大半が10〜20代であったといわれています。 この団体は「ノルウェーからのキリスト教追放」「真のブラックメタル以外は追放」を掲げ、 メンバー各々がその活動に従事していました。そして、その犯罪が過激であればあるほど団体内での発言権や地位が向上しました。

このようなルールがあったため、ある者は強盗、ある者は殺人、またある者は、デスメタルバンドのコンサート会場を爆破するなど、 いかに自分が凶悪な犯罪を犯すことができるかをこぞって競い合いました。

しかしこの中でもBurzumCount Grishnackh (本名:Varg Vikerness)の行為が最もノルウェーの新聞をにぎわせたのではないでしょうか。 それは「教会の放火」というものでした。このような行為の背景にはもちろんキリスト教に対する敵意もありましたが、 同時に、「ヴァイキングの崇拝」というものもあったと思われます。というのも、その昔、キリスト教文化では「戦のときでも 決して僧侶は殺してはならない」という暗黙の了解のようなものがあったのですが、北欧の荒くれものであったヴァイキングらは 平気でこれを無視し、僧侶を殺し、教会の財産を強奪していました。その後北欧にもキリスト教が伝播し 数々の教会が建てられましたが、そのうちいくつかは木製でした。

Count Grishnackhは前述したヴァイキングの行為を自ら行ったのです。燃やした教会の数は複数ありました。 当然警察はすぐにCountを放火容疑で逮捕しますが、なんと証拠不十分で釈放されることになります。 彼はその記念として、ライター付きのCDを発売したりします。また、その時の焼けた教会は写真に収め 自らのミニアルバム「Aske」のジャケットに採用しています。

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